絵具

“32286 白盛” 作品事例(古川ひろ様)

2022年4月18日
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“32286 白盛”を用いた古川ひろ様の作品をご紹介いたします。「瑠璃色の生地を生かして、ツヤのある盛りが出来ないかと挑戦しました。」と古川様が差し出しされたのは、天使のツヤツヤぷっくり白肌に、瑠璃色の陰影を活かした透明感が加わったペンダントトップでした。

どのように制作をされたか、そのステップを教えていただきました。
まずは下描きです。最初から盛りの絵具を使用すると描きにくいので、Mixing Whiteの絵具で軽くあたりをつけました。
その後、”32286 白盛”で丁寧に盛っていきました。この技法にあったメディウムも、古川様ご自身で探る必要がありました。数種類のメディウムで、固すぎず緩すぎずのご自身が納得するバランスになるまで実験を繰り返されたそうす。

「特に面積の広い部分で地色を影に生かした盛り方が難しい。筆跡がつかないよう注意しながら、柔らかくダミ込んでいきました。」

仕上げにはPure Whiteの絵具を使用。焼成は800℃で数回行い、完成に至りました。

ここまでご紹介した作品は瑠璃色のメタルを使用したものでしたが、古川さまはその後、白磁のメタルに上絵で背景色を施す作品にも挑戦されました。

■ 背景色にF-6 ライトグリーンを施した作品

■ 背景色にF-5 マルベリーを施した作品

● 32286 白盛
盛り用の絵具です。安定して盛ることが出来てめげにくいと定評があります。白さも強く綺麗で、国内の高級陶磁器メーカーでも採用されています。有鉛耐酸です。

こちらの商品に関する詳しい情報やお見積りをご希望の方は、お手数ですがお問い合わせフォームもしくはLINEよりご連絡くださいますようお願い申し上げます。

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F-シリーズ  古川ひろ様プロデュース ポートレート向け絵具

2021年10月11日
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見る者を圧倒する美しさ・緻密さを誇る古川ひろ様の作品。その真髄ともいえるポートレート(肖像画)向けに開発した絵具”F-シリーズ”を、皆様にご案内できる運びとなりました。絶妙な色味と艶が出るようこだわり抜いた全14色です。

“F-シリーズ”の開発は、古川様が三田村商店にご相談に来られたところから始まりました。古川様が長年使用していた絵具が一時入手困難となったため、新たに絵具を揃えたいという内容でした。古川様は、ポートレートを描くための深みのある色や肌を描くための絶妙なニュアンスの色をご所望でした。そして艶にも強いこだわりをお持ちでした。

そこで、弊社は“P8シリーズ”をご紹介しました。“P8シリーズ”は110色以上のカラーバリエーションを誇り、発色も素晴らしいため、チャイナペイント用絵具として長年ご好評をいただいている弊社の定番シリーズです。

この“P8シリーズ”をベースに、古川様ご本人が配合比を調整しました。色見本焼成を何度も繰り返し、濃淡での発色や艶の違いも見極めていただきました。その中で、焼成後に粒子が残りやすい色や艶が出にくい色は、弊社にて特別加工(乾燥・粉砕)を施しました。この特別加工により、粒子の残存を減らし、艶を得られただけでなく、より滑らかな描き味も実現しました。

沢山のこだわりが詰まった”F-シリーズ”、皆様の作品でもお試しになられてはいかがでしょうか。

■F-シリーズ(全14色、焼成:800-820℃ 容量:各色7g~)

鉛を含んでおりますが、溶出レベルは食品衛生法の基準を満たしており、食器にもご利用いただけます。

・F-0 ミキシングホワイト(Mixing White)
・F-1 アイボリーフェイス(Ivory Face)
・F-2 コーラルフェイス(Coral Face)
・F-3 オーカーフェイス(Ocher Face)
・F-4 チークローズ(Cheek Rose)
・F-5 マルベリー(Mulberry)
・F-6 ライトグリーン(Light Green)
・F-7 ディープグリーン(Deep Green)
・F-8 ブラックグリーン(Black Green)
・F-9 モスグリーン(Moss Green)
・F-10 キャメル(Camel)
・F-11 コーヒーブラウン(Coffee Brown)
・F-12 ブラックブラウン(Black Brown)
・F-13 バーガンディ(Burgundy)

◆古川ひろ様 Instagram
◆古川ひろ様 Website

商品に関するより詳しい情報、お見積もり及びサンプルをご希望の方は、お手数ですが問い合わせフォームよりご連絡くださいますようお願い申し上げます。

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Emperor Maroon(上絵具・マロンカラー)

2019年10月8日
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含金絵具の製造で定評のある本荘化学研究所の最高級マロン、Emeror Maroonの紹介です。濃く塗ることで通常のマロンカラーでは得られない深く赤みのある色調を表現出来ます。また、他の含金絵具と比較して厚く塗っても、焼成後の剥離が発生しにくいです。

※塗布する際の膜厚、釉薬のタイプ、焼成条件に応じて色味に多少の変化はあります。こちらの色見本は、バルサムでこのEmperor Maroonを溶いたのちに、テルピンで希釈し、スプレーガンで塗布しました。勿論、筆書きでも適用可能ですが、この絵具顔料の特徴である深い赤みを出す為に、濃く(厚めに)塗ることを推奨します。

・焼成温度(メーカー推奨): 750-780℃

・耐酸/耐アルカリ性のない有鉛絵具です。日用品向けでは御座いません(あくまでも装飾用)。

御見積もり及び御注文を御希望の方はお手数ですが問い合わせフォームもしくはLINEより御連絡頂きますようお願い申し上げます。

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マット絵具・Fシリーズ

2019年8月2日
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当社では御要望の多かったマット調の上絵具(陶絵付け用)シリーズを開発しました。今までは、マット剤を適宜添加し、混色する必要が御座いましたが、こちらのシリーズではその必要が御座いません。可愛らしいパステル調のカラーがどなたでも再現可能です。6色のカラー展開です。

焼成温度(推奨):780-800℃

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KREUL社製・グリッターペン

2018年9月15日
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ドイツ・KREUL(クロイル)社より手軽に絵付けを楽しめるグリッターペン(5色セット)が入荷致しました。このペンはご家庭用オーブンレンジで焼き付ける(熱硬化させる)ことが出来ます。

KREUL Porcelain+GlassPen glitter 160°C Set of 5colors(Sun Yellow, Red, Blue, Light Green, Anthracite)

 

使用方法:このグリッターペンは水性のインキで、陶磁器・ガラスの両方に使用出来ます。はじめて使用する際は、本体を1~2分よく振って、先端のチップを紙の上で、チップにカラーが浸潤するまで繰り返し押してください。使用後はキャップを必ず閉めてください。

対象物にペイントする際は、予め対象物の表面を綺麗にしてください。ペイント後は常温で約4時間乾燥させます(乾燥不十分は硬化時の液ダレを招きます)。その後、オーブンレンジを用いて160℃で30分焼き付けします。彩火等の電気炉をお持ちの方は、プログラム上のMax温度を160℃に設定し、この温度までの到達時間を30分で以降、常温まで自然徐冷させてください。

※こちらの二点はKobo’s の高橋早苗様に御作成頂きました。https://blog.goo.ne.jp/smileitigo

 

熱硬化後は、食洗機にも限定的に耐えることが出来ます(参考:当社内試験では300回後にほぼ取れました。※電気炉を用いた硬化条件時)。耐溶剤性自体は有していないので、硬化した後でもアルコール等の有機溶剤で簡単に拭き取りが出来ます。

更に、このグリッターペンはBPAフリーなのでどなたでも安心して使用出来ます。三田村商店では今回お知らせしたペンタイプだけではなく、筆書き用のインキも今後取扱う予定です。

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Nicht mehr alle Tassen im Schrank? Dafür aber farbstarke Teller aufm Tisch! Mit den neuen #KREUL #GlassandPorcelain Farben entstehen Designerstücke, Upcycling-Projekte und DIY-Ideen auf Tassen, Tellern, Gläsern und Keramik. Die Classic ist unsere Farbe für alle, die auf brillante farbintensive und glänzende Töne stehen. Sie deckt und ist #nachhaltig. Die Farben bestehen zu mindestens 60 % aus nachhaltigen Rohstoffen natürlichen Ursprungs. #madeinGermany #Verantwortung #sustainable #DIYprojects #Glasfarbe #Porzellanmalfarbe #porcelainpaint #absofortimHandel Genau die richtige Farbe zum Bemalen von hitzebeständigen Materialien wie Porzellan, Glas, Keramik, Terrakotta und Metall. #Kreativfarben #neu #interiordesign #KREULVersprechen #wohnaccessoires #doityourself #selbermachen

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塗料関係向け焼成顔料:リン酸ストロンチウム系バイオレットカラー(Strontium Phosphate/Pigment Violet)

2018年6月11日
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当社では、リン酸ストロンチウム系バイオレットカラー(輸入品)を取扱いしております。ドープリン酸をベースとした新しい組成の化合物に類似するこのカラーは、ウルトラマリンやリン酸コバルト、Violet 23とほぼ同等の色調でありながら、その耐水性・耐アルカリ性は改良されており、優れた耐候性をも有しています。

この顔料は容易に分散し、酸化チタンやコバルトその他エフェクト系顔料と混色出来ます。例えば、優れた特性を持つ有機系顔料と組み合わせることで、安定した堅牢性を有しながら幅広い色調表現を可能にさせます。高い光沢感・隠ぺい性を同時に持ち合わせることも出来ます。

用途:塗料、コーティング関係は勿論、コイルや押し出しコーティング用着色材としても適しております。その他、建築材向け仕上げ塗料(水性・溶剤系の両方)にも適しております。汎用性のある顔料で、RPVC、ポリオレフィン、エンジニアリング樹脂系への適用にも推奨致します。

 

商品に関するより詳しい情報(サンプル等)を御希望の方はお手数ですが問い合わせフォームより御連絡頂きますようお願い申し上げます。

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硝子用透明カラー・単色転写紙

2018年4月4日
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以前に紹介させて頂きましたHeraeus(ドイツ)製の硝子用透明カラー H31シリーズを使用した単色ベタ転写紙の販売を開始いたしました。自由な形に切り抜いて、焼成するだけでステンドグラス調の色調を表現することが出来ます。これからの時期にピッタリなので是非お試しくださいませ。

 

例えば、透明ガラスだけではなく、フロスト(ケミカル系)加工されたガラスにも勿論使用出来ます。絵付けした箇所が透明感を出して、エッチング処理された表面を抜くことが出来ます。※ガラスの内側にもフロスト処理されているタイプは透過させることは出来ません。事前に御試験頂くことを推奨致します。

焼成温度/540~600℃

 

 

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硝子用透明カラー・H31シリーズ

2017年10月27日
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Heraeus(ドイツ)より硝子用透明カラー H31シリーズの紹介です。ステンドグラス調の表現が出来ます。有鉛タイプで、耐酸・耐アルカリ性は有していないので主に装飾ガラス向けに使用出来ます。焼成温度は540~600℃になります。

在庫品限りですが、ガラスの透光性を活かした加飾表現が出来ますので是非ともお試しください。

 

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Emery(英)社製・陶磁器用上絵具

2016年8月29日
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PAマスタークラブ第16回展示会では、当社の目玉商品としてEmery社より陶磁器用の上絵具を小分け販売致します。チャイナぺインター向けに初めて紹介致します。残念ながらメーカーとしてEmery社は既に廃業しておりますが、当社ではいくつのカラーを保管しております。オールドイングランド発祥の貴重な上絵具をこの機会にお試し頂ければと思います。

Emery社について:

創設者であるR・Emeryは英国のコーブリッジにて1840年よりセラミックカラーの製造を始める。1970年代にTennantグループによって買収されるとその拠点をストーク・オン・トレントのフェントンに移す。2001年には姉妹会社であるCapper Rataud(印刷会社)と合併、”Emery Colours”という看板の名のもとに貿易関係も含めて事業を展開していた。

出典: http://www.thepotteries.org/advert_wk/108.htm

latestnews_onglaze_emery_top出典: 1907 Staffordshire Sentinel ‘Business Reference Guide to The Potteries, Newcastle & District’

カラーチャート:29色展開(有鉛耐酸)

latestnews_onglazecolor_emery_image3

※こちらの色見本は、パソコンの閲覧環境あるいは使用時の焼成条件によって色調が異なることがあります。

左上から、

Pink 6colors(code:2000, 2001, 2003, 2004, 2005, 2007)

Purple 5colors(code:2009, 2010, 2011, 2012, 2013)

Maroon 4colors(code:2006EM, 2006ER, 2007, 2008)

Blue 3colors(code:2008, 2009, 2010)

Green 2colors(code:2011, 2012)

Yellow 1color(code:2001)

Orange 2colors(code:2003, 2004)

Red 1color(code:2005)

White 1color(code:2000)

Iron Red 1color(code:2013)

Sepia 1color(code:2014)

Black 1color(code:2015)

Gray 1color(code:2016)

焼成温度:780-820℃

 

御見積もり及びサンプルを御希望の方はお手数ですが問い合わせフォームより御連絡頂きますようお願い申し上げます。

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シルーレ J

2016年6月28日
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岸田周子様の御監修・開発の元、当社が製造・販売しております新アイテム“シルーレ J”について紹介致します。浮彫り風ペインティング技法として大変面白いアイテムです。

 

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浮彫り風ペインティング技法

1.下絵を描く。(図1)

latestnews_shilrej_howto_image1

 

2. シルーレ Jを水性メディウムでクッキー生地ぐらいの硬さに練ります。

3. 2)を少量取り、さらに水性メディウムを足し歯磨きペーストぐらいの硬さに練ります。この作業は花びらや葉、一枚毎に行うのが好ましいです。

4. 細い丸筆で3)をたっぷりと取り、花弁のアウトラインに沿ってのせます。(図2~4)

latestnews_shilrej_howto_image2 latestnews_shilrej_howto_image3 latestnews_shilrej_howto_image4

 

5.  平筆で4)のペーストを花弁のアウトラインから花の中心に向かってストロークします。(図5)この際、盛剤の高さが花弁の先端部分から中心に向ってなだらかに薄くなるように伸ばすことで花弁の透明感が表現できます。隣接する花弁も同様に施します。

latestnews_shilrej_howto_image5

 

6.  大きな葉はアウトラインに盛剤を載せ、葉脈に沿ってストロークします。(図6.7)

latestnews_shilrej_howto_image6 latestnews_shilrej_howto_image7

 

7.  周りの小花、小さな葉、茎も同様に施します。

latestnews_shilrej_howto_image8

注意:この技法は焼成後、亀裂や剥離の恐れがあるので、柔らかい素地に向いています。

一般の白磁に施すときは焼成テストをお勧めします。

当社ではシルーレJのパウダーを10gもしくは100gの単位で販売しております。専用の水性メディウムも御座います。

 

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     当社はセラミック加飾に関するあらゆる分野でお客様のニーズに基づいた最適なソリューションを提供して参りました。ワールドワイドに選定した幅広いアイテムを提供するだけではなく、当社ならではの経験と知識に基づく技術的なアドバイスを日々の業務で行っております。
     御不明な点が御座いましたらどうぞ気軽に御連絡頂ければ幸いです。
     皆様のご期待に沿うべくご用命をお待ちしております。

     

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    Posted on 2016年7月1日
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